【全米ボックスオフィス】頑張れ!負けんな!ニコラス・ケイジ!
ニコラス・ケイジが好きだ。
淀んだオーラ、死んだ目、眉間にしわ寄せがちな演技、モト冬樹と共演NG・・
特にテカったデコに青筋立ててブチ切れてる時が一番好きだ。
『バッド・ルーテナント』トータル興収 170万ドル
何故ヘルツォークがフェラーラに喧嘩売るんだ!?と思ったが、ラリラリケイジが街のギャングから死にかけ婆さんまでありとあらゆる人間に悪態ついて迷惑かける極悪ビザール映画だった。俯瞰イグアナとか本当にキメながら撮ったんじゃねえかと思う位のシュールさ。
『ゴーストライダー2』トータル興収 5100万ドル
この映画のケイジもブチ切れまくり。キレすぎていて恐い。トランスシーンなんか『レクイエム・フォー・ドリーム』みたいだ。あとペンテコスト司令官も出てる。
最近のケイジは巨額の借金(重度の浪費癖持ち)の為か来るもの拒まず状態で色んな映画に出てます。そしてそのどれもがビデオ・オン・デマンドかコケるという負のループに陥っているのです。
『ノウイング』トータル興収 8000万ドル
これが現時点でケイジ最後のヒット作。2009年。
『魔法使いの弟子』トータル興収 6300万ドル
製作費は1億5000万ドル。プロデューサーはジェリー・ブラッカイマー。
『ドライブ・アングリー』トータル興収 1000万ドル
ケイジ出演作としては珍しいゴリッゴリのジャンル映画。
それでもキチンと金掛ける所は金掛けてるハリウッドって素敵。
そんな中でも『エクスペンダブルズ3』のオファーは断るという、演技派俳優としての妙な矜持を保ち続けるケイジ。そのせいあってか『エクスペンダブルズ3』はコケてしまいました。
しかしそんなドン底状態になればなる程、ダウナーアクター・ケイジの迫力が増している様に思える今日この頃。
御用達だった新宿ミラノは無くなったけど、どんな映画であれ、どんなフォーマットであれ色んなケイジを観ていきたいです。そして1作品最低3回はデコに青筋立てて欲しい。
(続く!)