【ボックスオフィスダービー】大炎上映画『ジ・インタビュー』は結局いくら稼いだの?
ハリウッドセレブがマーズアタック!ばりに死にしまくる異色コメディ『ディス・イズ・ジ・エンド』が大ヒットしたセス・ローゲンの第二弾監督作『ジ・インタビュー』。
まさか社会現象を通り越して国防問題やら表現の自由やら実に七面倒くさい事態に陥ってしまうとは、配給元のソニーは勿論監督本人も予想だにしていなかったはず。
サイバーネットが進化を遂げた今、『サウスパーク 無修正映画版』みたいにサダム・フセインがサタンとホモる愉快な映画は笑って許される時代ではなくなってしまった様です。何てこった!
セス・ローゲンの能天気コメディにオバマ大統領やジョージ・クルーニーがしかめっ面でコメントする状況自体シュールコメディみたいですが、そんな『ジ・インタビュー』は300館という非常に小規模な劇場数で公開され、
OP興収 179万ドル、トータル成績 610万ドル
という結果に終わりました。
日本では「大ヒット満員スタート」などと報道されていましたが、その実一劇場の平均収益は5,000ドル程度と期待されていた程の成績ではありませんでした。(『アメリカン・スナイパー』のOP平均は15万8,000ドル。)
その代わりオンラインビデオやら違法ダウンロードやらでこれを観た人はわんさかいる様で、大した赤字にはならないと思われます(それ以上に失ったものは多かっただろうが。)
まぁ喜劇作家である以上はいかなる反発があろうと笑いの38度線を模索し続ける必要性があると思うので、セス・ローゲンには今後ものびのびと映画を撮り続けてもらいたいです。なんくるないさぁ。
(続く)
↓笑って許されていた最後ら辺の映画