【ボックスオフィスダービー】当たったベイ、ハズレたベイ/数字で見るマイケル・ベイ映画
爆発・カーチェイス・筋肉・小麦色のお姉さん・・
マイケル・ベイの監督作は常にド派手な見世物精神に満ちあふれています。
例え毎度の様に批評家からは酷評されたとしても、ブロックバスター請負人として娯楽映画を追求し続けるその姿勢はもっと評価されていいようにも思われます。
そんなベイ監督の当たった映画、コケた映画を調べてみました。
当たったマイケル・ベイ映画
①『ザ・ロック』(1996) トータル成績 1億3400万ドル
ジェリー・ブラッカイマー製作。
『バッド・ボーイズ』がスマッシュ・ヒットとなり一躍脚光を浴びたベイ監督が、ありったけの予算を使って描いたコンバットアクションの傑作。
②『アルマゲドン』(1998) トータル成績 2億150万ドル
ジェリー・ブラッカイマー製作。
日本で一番当たったベイ映画。一緒に観た姉はブシェミに本気でイラついていた。
③『パール・ハーバー』(2001) トータル成績 1億9800万ドル
ジェリーブもういいや。
バジェットは140億らしいので、特大ヒットとまではいかなかった。
最も退屈なマイケル・ベイ映画だと思う。
④『トランスフォーマー』シリーズ (2007〜)
『トランスフォーマー』トータル成績 3億1900万ドル
『〃 リベンジ』トータル成績 4億200万ドル
『〃 ダークサイド・ムーン』トータル成績 3億5200万ドル
『〃 ロスト・エイジ』トータル成績 2億4500万ドル
今やマイケル・ベイの代名詞ともなった、全てが過剰なエクスプロイテーション・シリーズ。ロスト・エイジは国内ではやや期待はずれの成績だけど、諸外国(主に中国)では大当たりなので、結果オーライ。
ハズレたマイケル・ベイ映画
①アイランド (2005) トータル成績 3580万ドル
出す映画出す映画全て当たっていたベイ映画に突如ブレーキをかけた大コケ作。
クローン問題を描く社会派SFとカーチェイスしたり色んな所が爆発するベイ・アクションは確かにミスマッチだった様な結構面白かった様な。
②『ペイン&ゲイン』(2013) トータル成績 4980万ドル
バジェットは30億程度なのでコケてはいない。
筋肉愛好家たちによるIQド底辺の誘拐事件を、ベイ監督が自身のセルフパロディ満載の演出で描いた怪作。
日本ではベイ映画初のDVDスルー扱いに。
とまあ、胸焼け起こしそうな位コッテリしたラインナップですが、技術の進歩と共に年々過激さを増してゆくマイケル・ベイ監督作をぼくらも(若干麻痺してるけど)見逃す訳にはいかないなーと思ってます。
(続く)