【ボックスオフィスダービー】 どうするの?興行成績で見るスパイダーマン・シリーズ
スパイダーマンがとうとうマーベルユニバースに加入するそうで、アベンジャーズや他作品でのコラボが期待されています。
実質的な最終作は去年の『アメイジング・スパイダーマン2』になるのですが、またまたリブートとして一からやり直すのかよ、めんどくせーという声もチラホラ。
今回はサム・ライミ版三部作とヘンな立ち位置になりそうな新二部作の興行成績を見てみましょう。
①『スパイダーマン』(2002)トータル成績 4億370万ドル
サム・ライミ監督が『パンツの穴』ばりの思春期テイスト炸裂で描いた旧三部作第一弾。今日におけるアメコミ映画ブームの火付け役であり、『誕生編』のフォーマットを形成した偉大な映画。グリーン・ゴブリンのスーツが超格好良い。
911テロにより公開が延期されていたものの、NYを颯爽と飛び回るヒーロの姿に多くのアメリカ国民が勇気と希望を見出し、記録的な大ヒットとなりました。
②『スパイダーマン2』(2004)トータル成績 3億7350万ドル
機械アームをつけた暴走オッサンがピーターに襲いかかる!
前作よりも更にスピード感とダイナミックさを増したアクションと、主人公ピーターの青春と苦悩がテンポ良く活写され、アメコミ映画としても屈指の出来映えに。
③『スパイダーマン3』(2007)トータル成績 3億3650万ドル
詰め込み過ぎ感は否めず、ヴェノムが雑な扱いに。サンドマンも急に改心すんな。
これにてライミ版三部作は打ち止め状態に。
④『アメイジング・スパイダーマン』(2012)トータル成績 2億6200万ドル
ライミが降りてもスタジオは金脈を放置する訳がなく、サッサとリブート。
監督は『500日のサマー』の人。ライミ版三部作に愛着あるファンにとって、アンドリュー・ガーフィールド演ずる新生ピーターは見てくれ良すぎて馴染めないっす。
⑤『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)トータル成績 2億280万ドル
怒濤の如く新キャラが登場し、バトルして、色んな人がてんやわんやする。これぞ純然たるアメコミ映画なのかもしれない。
にしてもあの役をなぜ名優ポール・ジアマッティにオファーしたのか分からない。
旧三部作から新二部作では1億ドル以上興収がダウンしていることが判明しました。
新スパイダーマンはキャプテン・アメリカ3でお披露目との噂も囁かれていますが、この際マグワイアの甘酸っぱいスパイダーマンがカンバックしてくんねえかなと密かに期待している次第です。
(続く)
↓マグワイアがエリザベス・バンクスと夫婦役で再共演。かなりオフビートなブラックコメディ。