ボックスオフィス・ダービー

(おそらく)日本初!全米興行成績ランキングを毎週予想+発表するブログです。

【全米ボックスオフィス】シュワルツェネッガーVSスタローンVSステイサム!

ジェイソン・ステイサム最新作『ワイルド・カード』がいよいよ明日公開されます。

それを記念して、今回は筋肉スター三人を全米興収で比較してみようと思います。

本当はエクスペンダブルズ全員で比較したかったのですが、ビデオ・オン・デマンド直行の人が圧倒的に多いので、この三人にしました。

 

アーノルド・シュワルツェネッガー

『ラスト・スタンド』(2013)トータル成績 1200万ドル

州知事引退後の主演復帰作として選んだ安心感バツグンの西部劇。

バジェット4500万ドルだったのでコケてしまった。けど面白い。

サボタージュ』(2014)トータル成績 1000万ドル

今をときめくデビッド・エアー監督とタッグを組むシュワルツェネッガーの先見の明が凄い。作品自体も麻薬カルテルだろうがアガサ・クリスティだろうが落ちる地獄はシュワ地獄(©木曜洋画劇場)な不条理筋肉ゴアスリラーという訳分からんジャンルの傑作だった。でもコケた。

 

シルベスター・スタローン

『バレット』(2014) トータル成績 950万ドル

ウォルター・ヒルとスタローン。字面だけでも卒倒しそうな程カッコいいのに、コケた。日本でもごくごくひっそりと劇場公開されていた・・

『リベンジ・マッチ』(2013)トータル成績 2900万ドル

バジェットは4000万ドル。ロッキーとラモッタが戦う。こういう映画はコケると何か気恥ずかしい。

『大脱出』(2013)トータル成績 2500万ドル

スタローンとシュワルツェネッガーが遂にがっぷり四つで共演したのにコケた。

シュワルツェネッガー例のシーンで大きな中学生は皆泣いたとの噂。

 

流石にこの流れは不味いだろと思ったのか、今年は

シュワルツェネッガーターミネーター新作

スタローン→ランボー新作+ロッキー・スピンオフ

という、ドーピングにも程がある新作群が控えております。

 

③その一方ステイサムはというと・・

SAFE/セイフ』(2012)トータル興収 1200万ドル

あんまり良い成績ではないが映画は超面白い。 

PARKER/パーカー』(2013)トータル興収 1700万ドル

これもコケたが映画は超格好良い

『バトルフロント』(2013)トータル興収 2000万ドル

脚本はスタローン、悪役にジェームズ・フランコ。なのにコケた。

けれども映画は超面白い。最高。

 

ヒット作に恵まれないものの、コンスタントに主演作が製作され続けているステイサム。推測するに上記三本はいずれも世界興収は4000万ドル超えているので、

1500万ドル〜2000万ドル程度アメリカの劇場であげたら、まずまず商売成り立ってる概算になってるのではと思います。

 

結論から言うと、アメリカでは御三方ともイマイチ(本当はかなり)ヒット作が出ていません。頼みの綱の『エクスペンダブルズ3』もトータル3900万ドルと惨敗してしまいました。

今後も彼らの主演作を映画館で見続けられるかは、世界の筋肉映画愛好家たちに掛かっています。てな訳で、みなさん明日か明後日(映画の日)は映画館で

ジェイソン・ステイサム最新作『ワイルド・カード』を観ましょうよ!

(続く!)