ボックスオフィス・ダービー

(おそらく)日本初!全米興行成績ランキングを毎週予想+発表するブログです。

【全米ボックスオフィス】ジョニーデップ最新作「モルデカイ」は何故コケたのか?

初登場9位 チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 420万ドル

約2700館での公開。ジョニーデップ主演作としてはなかなかショッキングな数字ですね・・

 

【何故コケた①】出落ちのジョニデはもう飽きた?

今作が興行的に失敗した大きな理由はコレだと思います。近作でいっても、

 

白塗りダーク・シャドウ』制作費1億5000万ドル→全米興収8000万ドル

白塗り ローン・レンジャー制作費2億1500万ドル→全米興収9000万ドル

ハゲ『トランセンデンス』制作費1億ドル→全米興収2300万ドル

ヒゲ『チャーリー・モルデカイ』制作費6000万ドル

 

『トランセンデンス』は作品自体が・・という問題は置いといて、

みんなそろそろちゃんとしたジョニデを見たいのかもしれません。

 

【何故コケた②】泥酔スピーチでイメージガタ落ち

これもジョニデ関連での原因。

昨年末に行われたハリウッドフィルムアワード授賞式での泥酔+しどろもどろ+放送禁止用語のトリプルパンチ事件。

ラスベガスをやっつけろ』大好きな身としては「これこれ!ジョニデはやっぱりこうでなくっちゃ!」と思ったのですが、世間的には完全に「イタい人」扱いされてました。

 

【何故コケた③】『アメリカン・スナイパー』に客持ってかれる

これも響きました。先週のマイケル・マン監督作『Blackhat』同様、メインターゲットであろうM2, F2世代を持っていかれた感はあります。

 

けれども、端役ではありますが狼男役で出演の『イントゥ・ザ・ウッズ』はスマッシュ・ヒットしているので、今後は AND ジョニー・デップみたいな扱いが多くなりそうな予感です。(ウィル・スミスも今そんな感じ。)

 

作品自体は佳作連発のデヴィッド・コープ監督だし面白そうだけどな〜。

(続く!)

 

ティム・バートンのエキセントリックな感性が久々に炸裂した傑作。

ティム・バートンスプラッター路線最高傑作。